燃え盛る高さ20メートル、重さ1トンの木の葉形の巨大松明「スーパー大火勢」が海上で豪快に乱舞します。真夏の夜空を焦がす迫力満点の火祭りです。
おおい町各地に今も残る豪壮な火祭り「大火勢」とは、300年余りの伝統があるといわれ、無形民俗文化財に指定されています。
元来は火災鎮護と五穀豊穣を祈願して2夜に渡って奉納されるもので、長さ14mのヒノキの棹に横木を5段組み立て木の葉型にし、棹の先端と5段の横木にアシやススキの束を結び付けて制作します。
そして、火を点けて山頂に立て、火勢棹を回転させては倒し、起こしては回します。これを数回繰り返す炎が乱舞する勇壮・豪快な火祭りです。スーパー大火勢はこれをモチーフにしています。